インタビュー

過去大会参加者の方にインタビュー!

首都圏3吉田考希さん(写真中央)
大学中退後、現地のカフェやバーの雰囲気を肌で感じにイタリアへ。
現在は高田馬場に『Cafe&Barピアクオーレ』をオープンしている。
ピアクオーレ様はWorldFutの忘年会などでもお世話になっている。
3年前に行われた第8回大会のときWorldFutのイベントに初めて参加。
以降大会やイベントに来てくださっている。第13回大会ではご協賛もいただいた。
『Cafe&Barピアクオーレ』https://www.facebook.com/pia.cuore.1?fref=ts

WorldFutってなに?国際協力やっているとは知らずに…

Q.WorldFutの大会に参加したきっかけはなんですか?

僕がまだこのお店を始めるより前にアルバイトをしてたんですよ。WFTメンバーの子が同じお店でアルバイトをしてて、話の中で僕がサッカーをやってた話を思い出してくれて大会があったときにメンバーからお誘いをうけました。それが8回大会?だったと思います。最初は正直よくわからずに、「フットサルの大会あるんで来てください、そんなに激しくガツガツやるんじゃなくて、楽しみながらやってもらう感じなんで、サッカー未経験の人でも、是非!」ということで、お遊び半分じゃないですけど誘ってもらって行くことにしました。

―そうなんですか。
Q.ちなみにこうきさんはサッカーの経験はありましたか?

サッカー経験は小中しかないです。友達とたまに遊びで大会に行ったりするくらいで、ずーっとサッカーをやってきたわけではないんで。

最初から目立っていた

Q.8回大会の印象とかなにかありますか?

そのとき、ビフォーパーティをやってたのかな?如何せん、やっぱり飲み会が好きなもので(笑)ビフォーパーティではっちゃけすぎて、そこで目立ちすぎちゃったのかな。ビフォーパーティーで目立ちすぎちゃって、本番の大会で「あ、あの人たち(笑)」みたいな(笑)「この前のビフォーパーティでやらかしてくれてた人たちだ(笑)」ってなって、いろいろなメンバーの紹介じゃないけど連れてきたり、話をしたりして。で、大会にでて初めてかな、その、正直国際協力というものを軸にやっているということを知って(笑)え、そうだったの!?って(笑)
僕に声をかけて僕がメンバーを集めて大会に出たんですけど、紹介してくれたWFTのゆりこちゃんはすぐアメリカに行っちゃった。でも、1回目参加した大会で他のメンバーとか、他の参加者と仲良くさせてもらって、それ以降もうずーっと、ゆりこちゃんがいなくなった後もずっと参加させてもらってます。

―毎回の大会でこうきさんたちは目立ってますよね(笑)
Q.参加を続けようと思った理由は何ですか?

メンバーの一生懸命なのも伝わるし、学生が企画したものって正直ちょっと、文化祭のノリなのかなーって、ちょっと思ったんですけど、思った以上にしっかりしてるし、あれだけ大きい規模で、やってるっていうのはすごいなーって素直に尊敬というか、感心というか、しましたし。あと、とても真摯な姿勢と言ったら上からかもしれないですけど、純粋に自分たちがやりたいことを押しつけではなくやっているなーと感じて、いい団体だな、と素直に思いました。明らかに学生ではないおじさんたちを受け入れてくれた。多分、初見怖いとかっていう印象も持っていた人もいっぱいいたかもしれない。でもそれでも、積極的に話しかけてくれて、楽しませようとしてくれた。
純粋にそれで素直に楽しめたというのが一番ですね。二回目三回目と、参加させてもらった理由ですね
僕は大学もサークルとかはいってなかったんで、そういう学生が企画する何かに参加すること自体が初めてで、新鮮でした。

Q.コンテンツがあるWorldFutの大会に初めて参加した時はどう思いましたか?

コンテンツがあるからこそ、サッカーやったことない人でも入りやすいのかな。
ほんとにサッカーしかやらなかったら、勝ち負けじゃないって思ってても、勝ち負けを意識するし、例えば、この試合勝ったら上位リーグだよってなったら、熱くなるって当然じゃん?(笑)そのつもりはないのに。ああいうのがあるだけで、サッカーをやったことがないっていう女の子も、自分も今日参加したなっていう気持ちにはなりやすいかな
この前の二回目のミックス大会男女とか年齢とかすごいごちゃまぜでやったけど、割とレベルが高かったって印象もあって。
たまたま俺のチーム優勝したんだけど、やっぱ女の子はどうしてもそのレベルにはついていけないから、試合だけだと萎縮しちゃって、試合の合間の休憩の時とか座ってしゃべてるだけだったていうのはある。なんかこう、自然と体を動かすって時間があるだけでいいと思うんだ。例えば、男の子たちは空いている時間に円陣をくんで、鳥かごやったりしてるところに誘ったら入ってくると来やすくなるとかっていうのもあるかも。だからあの時も、嫌らしい意味じゃなく、女の子とずっと遊んでたから(笑)
コンテンツとか、自分も参加してるんだっていう気持ちにはすごいなりやすいと思うんですね。いい企画だと思います。
あと最高の笑わすタイミングですねあれは(笑)笑いを呼ぶ良いチャンスです(笑)

※コンテンツ
大会で設けられたテーマを参加者の皆さんに体を動かしたりしながら、理解してもらうためのもの

―あそこまで一日通した大会ってあまりないですよね。
Q.私たちの大会が他のフットサル大会に比べて長いのはどう思いますか?

あれだけの時間をゆっくりかけると、もうこの日はWFTみたいな(笑)
思い出にも残るし。それもそれでいいのかな。
それが例えばじゃあ9時に始まって、1時とかに終わったら多分もうちょっとその受ける印象は軽薄になっちゃうかもしれない。
それくらいじっくり時間をかけて、あの多分あれをギュッてやったら、たぶん押し付けっぽくなっちゃうから。
(コンテンツを)ああやって試合の合間合間にちょっとずつやってくれるから受け入れやすいし、っていうのはあるのかもしれない。
今のとこ押し付け感は無い。全然感じたことは無い。
そのコンテンツをやってるうちに、ちょっと感じてカンボジアに協力したいなぁって感じてきたり…みたいな感じですかね。

「何かしたい!」大会に参加して生まれた意識

Q.WorldFutのイベントに参加してみて1番印象に残ったシーンはありますか?

ワンシーンじゃないけど、リピートしている参加者が多いなと。
「この前はありがとう」とか、「あ!また来てくれたんですね!」っていうシーンもすごい多く見るし、僕らも「この前の大会ではどうも」っていうシーンがいっぱいある。実際そこで知り合った人が、お店に遊びに来てくれたり、とかってあるし、逆に僕がその人たちがアルバイトしているお店に飲みに行ったりとか、ってこともしたし、なんかそういう意味で自分たち以外にも、二度、三度続けて来てる人たちがいるっていうのは、やっぱりみんな共通して楽しかったって感じたんだろうなと。

Q.WorldFutの大会に参加して何か変化はありましたか?

国際協力とかにダイレクトじゃないかもしれないんですけど、カンボジアって言葉に反応するようになりましたね(笑)
テレビとかでもそうですし、カンボジアという単語を見ただけで「お!」ってなったりだとか、ボランティアという単語を見ただけで親近感じゃないんですけど。そういうのでちょっとずつ、自分でも何かできてるのかなって思ったら余計何かしたいなっていう意識は生まれたかもしれない。
この前、何かの番組でカンボジアの日本語学校、たまたま見て、たまたまツイートしたらWFTが集まってきて(笑)レスポンスよいなーー(笑)
やっぱり、WFTが主にカンボジアをフォーカスしてやってるんで、“カンボジア”という単語がどうしてもすごいダイレクトにきてますけど、“カンボジア”に限らず、“ボランティア”という言葉って括っていいのかわかんないんですけど、発展途上国のこどもたちに何かをしてあげている人たちがいたら、それだけでちょっと親近感というか、実は僕もこういうことに参加したことがあってっていうそこで会話が生まれたりだとかでつながりも生まれるし、一回イベントに参加することで、それ以外のことにも手を出しやすくなるって言ったらあれですけど、参加する入り口が広がったというか、国際協力のハードルがすごい下がったのかなって、今までは難しいというか、自分たちで何が出来るという訳ではないんだろうなって。自分たちはフットサルやって楽しんでるだけだけど、それが、こういう風に報告会とかで「こういう風に形にして、残って、こういう形で実現しました」っていうのを見て、初めて、こんなことが出来てたんだなーと思えるようになってから、些細なことでもやってみようかなという意識には、なったかもしれないですね。

まるでスナックのママのようなこうきさん

Q.ペアチームの人と仲良くなれるコツとかってありますか?

えー何だろうな…。すごい自分達が楽しんで、それに自然と引き入れるというか。積極的に話しかけるとか、そんな事かもしれないですね。
多分、初めて参加するチームとかってすごい内心緊張してるし、次どうなるんだろうって不安な部分もあるだろうし、まあコアスタの子には悪いけど、横でひっちゃかめっちゃか遊んでる。何となく楽しそうだなっていう印象を持ってもらえるかもしれない。今までやったペアチームのほとんどと今でも関わりがあるし、大会で会えば挨拶もするし。
せっかくね、ペアチームでメンバー交換出来るとか、色々ある手を使わない手は無いし、お互いが応援しあう様な感じが出来るようになったらいいよね。
毎回ほら面白い円陣を考えたりとか。
(大会でZIPのポーズをとること)意味わかんないけど、みんなが共通して出来る何かがあればね。一体感も生まれるし。

Q.WorldFutのイベント以外でも参加者やメンバーと繋がりがありますか?

メンバーのバイト先たまに俺が行ったり、俺の店にメンバーとか大会で知り合った子とかが来てくれたりって。たまたま遭遇しちゃう時とかもあるよ。「お、おう!」ってなる(笑)
俺の店にはでも、ほんとWorldFutのメンバーがよく来てくれてて。恋愛相談みたいなこともしてる(笑)

スナックのママみたいですね(笑)
こないだもカップルでお忍びって感じで来てたよ(笑)


(今年のWFT忘年会にて)

―大会で協賛をもらってスポンサーにもなって頂きました。
Q.応援してあげようと思ったポイントは何ですか?

スポンサーしようってのは、「恩返し」っていう気持ちからかな。参加してるだけじゃなくて なにか恩返しもしたかった。
あと、メンバの一生懸命な気持ちとかが良いなって。
明るく自分たち自身も楽しんでて。だけど、その中でも常に、カンボジアの子ども達とか参加者のことを考えていて。そういったところに感銘を受けたからです。
どうやったら(大会の)参加者が居心地良くいられるかとか常に試行錯誤して頑張ってる。

Q.今後のWorldFutは?

経験とかもあると思うし、組織が大きくなってからこそでてきた余裕なのかなと思います。
もっともっといい大会になっていくんだろうんだろうーなって思います。

〜編集後記〜
WorldFutを私たちが知る以前から、暖かく見守ってきて頂き、また共に歩んでもこられた考希さんと改めてこういう形でお話を伺えて大変感慨深かったです。WorldFutのこれまでの大会等の活動がどの様に、様々な人々に影響を与えてきたか。なかなか直接は知り得ない部分を考希さんから教えてもらった気がします。自分たちの活動に自信を持つことができました。冗談も交えてくれて、話しやすくとても楽しいインタビューでした。こうきさんの人柄がメンバーを惹きつけていることが改めてわかりました。これからも、WorldFutを見守って頂きたいと思います。

インタビュアー:小池隆太、永井千晶、菅野真央

URL
TBURL

コメント記入欄

*
*
* (公開されません)


Facebookコメント欄

Return Top