学生団体WorldFutは、2008年の創設以来サッカーを通してカンボジアの子どもたちへ支援を行っています。主なサポート地であるプレイベン州スマオン村では、グラウンド建設やボールの寄贈を行うなど、約10年間の交流によってサッカーを楽しめる環境作りを進めてきました。その結果、スマオン村に住む子どもたちへのアンケートでは約40%がプロサッカー選手を目指していると回答するまでになりました(これまで人気を獲得していた医者や先生を上回る最多投票)。
しかし、サッカーを楽しめる環境は整っていても、農村部に住む子どもたちにとって「プロサッカー選手」という夢は果てしなく遠い存在です。農村部にはプロサッカーチームがありません。当然、試合を観るのはTVだけ、スタジアムに観戦しに行ったことも、プロサッカー選手と会ったことも一度もない子どもたちばかりです。たとえ、サッカーコーチがいても、カンボジアサッカー協会管轄のセレクションがあったとしても現実味を持って努力し続けるのは容易ではないでしょう。
そこで、学生団体WorldFutは一昨年から少年サッカー大会『Dream Challenge Cup』を開催しています。カンボジアサッカー協会の後援を受け、カンボジア最高峰のスタジアムであるカンボジア・オリンピック・スタジアムを借用。農村部の子どもたちを招待し、首都プノンペンまでの送迎を無料で行う国内唯一のサッカー大会です。子どもたちが普段どれほどサッカーを練習しても味わうことのできない「プロサッカー選手」という夢の現実味。『Dream Challenge Cup』では夢を目指すことの出来るマインドを提供することが出来るのです。
そして、今年。学生団体WorldFutは第3回目を迎える『Dream Challenge Cup』でより多くの農村部で一生懸命サッカーを練習する子どもたちを招待したいという思いでクラウドファンディングを利用することとなりました。
『Dream Challenge Cup』を継続して開催することで、多くの農村部の子どもたちに「プロサッカー選手」を目指すことの出来る環境を提供する事ができます。ゆくゆくは『Dream Challenge Cup』の経験者からカンボジア代表が輩出されるかもしれません。近年、カンボジアサッカー界が著しい発展を遂げていることを考えれば、将来『Dream Challenge Cup』からワールドカップに出場する選手が生まれるかもしれない。これは私たち学生団体WorldFutの「夢」にすぎないですが、『Dream Challenge Cup』は間違いなくカンボジアの農村部の子どもたちの未来を変えるプロジェクトだと信じております。
どうかご支援・ご協力をお願い申し上げます。
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