その他

▷想いをつなげリレー [ 永井 杏奈 編]

 

●WorldFutに入団した理由

高校生だった私は、大学生活では国際協力の活動に携わり、貧困や飢え・内紛により最低限の生活が送れない人達の役に立ちたいと漠然と思っていました。なぜ自分がそう思っていたのかは、今になって分かることなのですが、お金や病気などの影響でやりたいことができない、素直になれない悔しさや痛みを潜在的に知っていて、どうにかしたいと感じていたからなのだろうなと思います。配布されたビラの「サッカー×国際協力」というフレーズにビビっときて、子どもたちに夢や希望を届ける活動内容が自分の中では新しい概念だったので魅力を感じました。新歓イベントではメンバーが自分たちの活動について熱く語っている姿を見て、自分の大学生活もここで熱くなりたいと思い、入団を決めました。私自身WorldFutの活動を通して、本当の貧困・本当の幸せについて考えることが多くなり、夢や目標を応援するWorldFutの活動に心から誇りを持って活動しています。

●スタディツアーに行って感じたこと

現在大学3年生ですが、私がカンボジアに行ったのは1年生の夏の1回のみです。今年は副代表という立場でありながら、現地へ伺うことはできなかったのですが、1年生の頃にカンボジアで出会った子どもたちのことを今でも鮮明に覚えています。想像していた以上に子どもたちは日々を楽しそうに暮らしていていました。毎年初めてカンボジアに行くメンバーは「意外と幸せそう」「もっと困っている人たちがいるよな~」といった感覚を持ち帰ってくることは少なくはありません。確かに、私たちの活動は、直接的に貧困にアプローチしたり、今すぐに子どもたちの衣食住を助けたりするようなものではありません。それでもWorldFutの活動が子ども達の未来を明るくすることができます。カンボジアでも日本でも、私たちがサポートしている小学生年代の頃からそんなに明確な将来のビジョンを持つ子供はほとんどいないでしょう。しかし、小学生の時に夢や努力の原体験を持つことで、大人になったときにその原体験や感情がその人を支えたり、心の中の揺るぎないものになっていきます。みなさんも心当たりがあると思います。部活時代あんなに目標に向かってがむしゃらに頑張った経験があるから今も自分を信じて努力出来たり、逆に追いかけても叶わなかった夢があるからこそ今一生懸命になれたり。だからこそ、私はWorldFutの活動は、今すぐに成果や効果が見えるものではないにしろ、必ず子どもたちの将来を明るくすると信じています。これはカンボジアでも日本でもどんな背景を持った国の人でも共通して持っていて欲しいものです。もちろん私自身も、自分の将来にワクワクし続けられる人生を送りたいと思っているからこそ、決して一方的ではない支援の形を続けていけるのではないかと感じています。

●WorldFutで活動しつづけている理由

私を成長させてくれたWorldFutや仲間先輩の存在に感謝しているというのはすごく大きいです。弱い自分や逃げたくなってしまう自分を変えてくれたのは間違いなくこの団体での活動だと感じています。また、日々の活動の中で、正解の無い問いに自分たち自身の答えを見つけ出していく過程やいくら考えても団体と自分それぞれに改善の余地があることが私にとっては成長の糧です。日々進んでいる感覚が好きで、そんな日々が単純に楽しいからです。

←[大江 航平 編]                                                                                                                                                                             [大木 花恋 編]→

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